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ジンバブエ・フェリー転覆、44人死亡、正確な乗船人数不明

当局は少なくとも成人114人と乗組員5人が乗船し、77人が救助されたと報告している。
アフリカ南部・ジンバブエのカリバ湖(Getty Images)

アフリカ南部・ジンバブエのカリバ湖でフェリーが転覆した事故について、当局は12日、少なくとも44人が死亡したと明らかにした。生存者によると、出航後まもなく波が高くなり、複数の乗客が船長に引き返すよう繰り返し訴えたが、船長は航行を続けたという。事故は11日に発生し、船長も死亡した。

転覆したのは公営フェリーで、当局によると定員は90人だった。一方、乗組員の1人は事故前に乗船者を数えたところ、乗組員や乳幼児を含め153人が乗っていたと証言した。幼い子どもは乗船券が必要ないため、正確な乗船人数は把握できていない。当局は少なくとも成人114人と乗組員5人が乗船し、77人が救助されたと報告している。

AP通信によると、出航直後から荷物や食器、ビール瓶などが船外に落ち始めた。さらに船底で浸水が発生し、エンジン室にも水が流れ込んだ。乗客は港に引き返すよう訴えたが、船長は応じなかったという。出航から30分後には、波がさらに高くなり、船の片側から大量の水が流れ込んだため、多くの乗客が再び引き返すよう求めた。それでも船長は救助要請を拒んだと生存者は証言している。

転覆後、乗客の一部はひっくり返った船体の上に立ったり、荷物につかまったりして水面にとどまった。救助隊が到着するまで約1時間かかったという。事故を受け、ムナンガグワ(Emmerson Mnangagwa)大統領は非常事態を宣言し、政府が救助や被災者支援に必要な資源を投入できるようにした。

このフェリーはカリバ湖周辺の農村地域と町を結ぶ重要な交通手段だった。

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