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ザンビア大統領選、野党候補が異議申し立て、緊張高まる

ムンドゥビレ氏は野党陣営が「重大な不正や不整合」を記録したとして、投票から開票、結果の伝達と確定に至るまでの過程に問題があったと主張した。
ザンビア、首都ルカサ、ヒチレマ大統領の支持者たち(ロイター通信)

アフリカ南部・ザンビアで8月13日に行われた大統領選の結果を巡り、野党候補ムンドゥビレ(Brian Mundubile)氏は19日、裁判所に異議を申し立てる方針を明らかにした。現職のヒチレマ(Hakainde Hichilema)大統領が約60%の得票で再選を決めたのに対し、ムンドゥビレ氏は約38%にとどまった。

ムンドゥビレ氏は野党陣営が「重大な不正や不整合」を記録したとして、投票から開票、結果の伝達と確定に至るまでの過程に問題があったと主張した。

選挙管理委員会は18日、ヒチレマ氏の勝利を正式に宣言した。一方、欧州連合(EU)の選挙監視団は、開票手続きの透明性について懸念を示している。監視団によると、多くの投票所で、規則が定める通りに開票結果が集計用紙に記録されなかった。また、結果を発表する前に、選挙管理担当者が中央本部からの指示を待つため、長時間にわたって作業を中断するケースが全体の約半数で確認されたという。

選挙期間中には、選挙関係者への暴力や投票用紙の盗難が報告され、選管が開票作業を一時中断する事態になった。その後、投票用紙の集計・保管場所に軍が展開され、EU監視団は一部の現場で監視員の立ち入りが制限されたと指摘した。

さらに、投票終了後には政治的緊張も高まった。当局は主要な野党関係者を含む11人を逮捕。ムンドゥビレ氏は身の安全を理由に、所在を明らかにしていない。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のターク(Volker Turk)高等弁務官は野党関係者の逮捕に懸念を示し、当局に対して恣意的な拘束をやめ、適正手続きを尊重するよう求めている。

今回の意義申し立てはヒチレマ氏の2期目の政権運営だけでなく、ザンビアの民主的な選挙制度への信頼を左右する問題となる可能性がある。今後、裁判所が野党の主張をどこまで認めるかが焦点となる。

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