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国連総会、アフリカの実際の大きさを反映する世界地図を支持、メルカトル図法からの転換促す

今回の決議で推奨されているのが、2018年に開発された「Equal Earth(イコール・アース)」図法だ。
2026年9月3日/アフリカ西部・セネガル、首都ダカールの通り(ロイター通信)

国連総会は4日、アフリカ大陸など各地域の実際の面積をより正確に表す世界地図の普及を促す決議を採択した。決議はトーゴが主導し、アフリカ諸国を中心に164カ国が賛成、6カ国が棄権した。米国だけが反対票を投じた。法的拘束力はなく、各国や教育機関、企業などに地図表現の見直しを促す内容となっている。

今回の決議で推奨されているのが、2018年に開発された「Equal Earth(イコール・アース)」図法だ。現在、世界地図で広く使われている16世紀のメルカトル図法は航海に適した一方、緯度が高くなるほど陸地を大きく表示する特徴がある。そのため、赤道付近に位置するアフリカは実際より小さく見え、北極に近いグリーンランドなどが過大に描かれる。実際の面積ではアフリカはグリーンランドの約14倍だが、一般的なメルカトル図法では両者がほぼ同じ大きさに見える。

トーゴ政府は今回の取り組みについて、「公正な世界は公正な地図から始まる」と訴えてきた。アフリカ側は、地図上で大陸の規模が過小評価されることが、世界におけるアフリカの存在感や認識にも影響してきたと主張している。今回の決議は、こうした地理的な認識を改める象徴的な意味を持つ。

一方、メルカトル図法そのものを廃止するわけではない。航海や航空分野では現在も有用性が認められており、今回の決議もその利用を否定していない。トーゴは今後、学校教育や国際機関、デジタル地図サービスなどで、より正確な面積を示す図法の採用を広げる方針だ。

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