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エジプト裁判所、テレビ司会者ら12人に死刑判決、合成麻薬製造・密売事件

裁判所によると、12人は合成麻薬の製造に使用する原材料を国外から調達し、販売する目的で犯罪組織を形成していた。
違法薬物のイメージ(Getty Images)

エジプト・カイロの裁判所は5日、テレビ司会者のサラ・ハリファ(Sara Khalifa、39歳)被告ら12人に対し、麻薬の製造・密売に関与したとして死刑判決を言い渡した。国営メディアが報じた。ハリファ被告は犯罪や治安問題を扱う番組「ミッション・インポッシブル」で知られ、今回の判決はエジプト国内で大きな注目を集めている。

裁判所によると、12人は合成麻薬の製造に使用する原材料を国外から調達し、販売する目的で犯罪組織を形成していた。また、無許可で銃器や弾薬を所持していたことも有罪認定の対象となった。捜査では麻薬や製造関連の原材料が大量に押収され、2カ所の集合住宅が麻薬製造の拠点として利用されていたとされる。

ハリファ被告は容疑を否認している。エジプトでは死刑判決を出す際、イスラム教の最高位法学者にあたる大ムフティーの意見を求める手続きが定められている。今回も裁判所は判決に先立って大ムフティーに意見を求めたが、その見解は裁判所を法的に拘束するものではない。

今回の事件では、死刑判決を受けた12人以外にも9人が終身刑を言い渡され、7人は無罪となった。被告は計28人に上り、事件の規模の大きさが浮き彫りとなっている。エジプトでは麻薬犯罪に対して厳しい刑罰が科されており、今回の判決も違法薬物の製造や密売に対する当局の強硬な姿勢を示すものとなった。

ハリファ被告はテレビ出演だけでなく、美容関連の事業などにも携わっていたとされる。著名なメディア関係者が大規模な麻薬事件で死刑判決を受けたことで、今後の上訴審で裁判所がどのような判断を示すかが焦点となる。

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