リビアで教員スト続く、学校再開できず、低賃金と教育環境の悪化に抗議
教員らは低賃金や劣悪な労働環境の改善を求めており、9月13日に首都トリポリで始まった座り込みは、その後、期限を定めないストへと拡大した。
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アフリカ北部・リビアで教員による全国ストライキが続き、新学年度の授業再開が大幅に遅れている。教員らは低賃金や劣悪な労働環境の改善を求めており、9月13日に首都トリポリで始まった座り込みは、その後、期限を定めないストへと拡大した。公立学校を中心に授業への影響が広がっている。
教員側が問題視しているのは給与だけではない。学校ではコンピューター実習室が不足し、老朽化した机や設備が使えないケースもあるという。必要な備品を教員や保護者が自費で購入することもあり、トリポリの教員は、給与が低いため副業をせざるを得ない教員も多いと訴えている。
ストはトリポリだけでなく、東部の主要都市ベンガジにも広がっている。リビアでは2014年の内戦以降、東西で対立する政府が並立する状況が続いているが、今回の教員ストはこうした地域的な分断をまたぐ形で発生した。ベンガジの教員組合は、食品など生活必需品の価格上昇によって、多くの教員が基本的な生活費を賄うことさえ難しくなっていると説明している。
リビアでは2011年にカダフィ政権が崩壊して以降、政治的な不安定さが続いてきた。今夏には広範囲で停電が発生したほか、労働争議によって国内最大の油田の生産が影響を受けるなど、社会や経済をめぐる問題が相次いでいる。教員ストも、こうした長期的な混乱の中で発生した新たな社会的摩擦となっている。
一方、長期化するストに保護者からは懸念の声が出ている。ベンガジで3人の子どもを学校に通わせる父親はロイター通信の取材に対し、教員の要求が解決されることを望む一方、授業の停止が生徒の教育に悪影響を及ぼすことを心配していると語った。
西部政府のドベイバ(Abdul Hamid Dbeibah)首相と東部政府のバシャガ(Fathy Bashagha)首相はこのストに関するコメントを出していない。
