スーダン金鉱山崩落、死者82人に、行方不明者の捜索続く、準軍事組織RSFの支配地域
事故が起きたのは西コルドファン州郊外の金鉱山。生存者によると、坑道の一つが崩れた後、地下でつながっていた別の坑道にも崩落が広がった。
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スーダンの西コルドファン州の金鉱山崩落事故について、これまでに82人の死亡が確認され、多数が行方不明になっている。地元当局が16日、明らかにした。行方不明者の数は明らかになっておらず、救助隊が捜索を続けているが、重機などの不足が活動を妨げている。
事故が起きたのは西コルドファン州郊外の金鉱山。生存者によると、坑道の一つが崩れた後、地下でつながっていた別の坑道にも崩落が広がった。崩落は9月13日に始まったとされる一方、生存者や医療関係者からは15日夜に発生したとの情報も出ている。
準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」に近い医療当局者は16日午後までに82人の遺体が収容されたと明らかにした。一方で、数十人と連絡が取れず、崩落に巻き込まれたとみられる。救助には民間所有のフォークリフト1台しか使える機材がなく、深さ30メートルを超える場所に埋まった作業員を捜索するための重機がない。
この金鉱山はスーダン各地に存在する数千カ所の小規模・非公式鉱山の一つだ。こうした鉱山では安全基準が適用されず、事故が繰り返されている。2023年にも鉱山崩落で14人が死亡、2021年には38人が死亡した。
この鉱山はRSFが支配する地域にある。RSFは2023年4月から軍事政権と戦闘を続けており、同国では内戦による人道危機が深刻化している。国連によると、RSFが支配する西部ダルフールやコルドファンの金産地から大量の金が密輸され、紛争の資金源になっているとされる。
今回の事故では、救助設備の不足に加え、現場が不安定な砂地であることも捜索を難しくしている。救助隊は生存者が残っている可能性を踏まえ、崩落した坑道の捜索と遺体の収容を続けている。
