ナイジェリア、エボラ疑い2人の検査結果は陰性、感染拡大を警戒

ナイジェリアでは先週、10年以上ぶりとなるエボラ出血熱の感染が確認されていた。
検体のイメージ(Getty Images)

ナイジェリア疾病予防センター(NCDC)は11月1日、同国北東部で「エボラ出血熱」への感染が疑われていた2人について、2回にわたる検査の結果、いずれも陰性だったと発表した。保健当局は感染の可能性を調べるため、対象者を隔離し、接触者の特定やリスト化、検体の検査を進めていた。

ナイジェリアでは先週、10年以上ぶりとなるエボラ出血熱の感染が確認されていた。感染者はウガンダを訪れた後、首都アブジャに戻ったスイス人女性で、女性と夫は10月26日にスイスへ搬送された。今回の2人がこの女性と接触していたかどうかについて、当局は明らかにしていない。

今回の検査結果により、北東部で疑われていた2人の感染は否定された。現時点でナイジェリア国内の確定症例はこのスイス人女性の1人にとどまっている。ただし、周辺国で感染が確認されていることから、当局は引き続き警戒を続けている。

アフリカで進行する今回のエボラ流行の中心はコンゴ民主共和国だ。同国では5月に流行が宣言されて以降、死者が5000人を超えている。ケニアとウガンダでも感染が報告された。

今回の流行を引き起こしているのは「ブンディブギョ株」と呼ばれるエボラウイルスである。この型に対しては、承認された治療薬やワクチンがない。感染地域が複数国に広がる中、各国の保健当局には早期発見と感染者の隔離、接触者追跡を徹底する対応が求められている。

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