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スーダン、再び飢饉の危機、エルニーニョによる干ばつが内戦下の食料不足に追い打ち

ロイター通信によると、同国における2026年7~9月の降水量は過去30年以上で最低となった。
スーダンとチャドの国境付近(ロイター通信)

アフリカ北東部のスーダンで、内戦に伴う食料危機にエルニーニョ現象による深刻な干ばつが重なり、飢饉が拡大する懸念が強まっている。2023年に内戦が激化して以降、農業生産は大きな打撃を受けてきた。国連などの支援機関は雨不足による収穫減少と人道支援の縮小が同時に進めば、危機が一段と深刻化すると警告している。

ロイター通信によると、同国における2026年7~9月の降水量は過去30年以上で最低となった。西部の北ダルフール州では1984年以来の少なさを記録し、中央部の北コルドファン州や南東部のガダーレフ州でも農作物への被害が広がっている。農家からは、収穫量が前年の4分の1程度に落ち込むとの見通しも出ている。牧草不足と高温は家畜の衰弱も招いており、農村部の生計を圧迫している。

国連によると、6月時点で約510万人が深刻な飢餓に直面していた。国連世界食糧計画(WFP)は干ばつによって深刻な飢餓に陥る人が2026年末までにさらに35万人増え、2027年8月までには追加で120万人に達する可能性があると予測する。

人道支援も資金不足に苦しむ。WFPは支援対象者に配る食料を減らしており、ダルフール地方にある国内避難民キャンプでは配給量が半減した。同キャンプでは約70万人が暮らし、避難民の流入も続いている。内戦による輸送の妨害や治安悪化も支援活動を難しくしている。

1984年にはスーダンなどで大規模な飢饉が発生した。今回の危機では戦闘、干ばつ、援助資金の不足が重なっている。収穫の減少と食料支援の縮小が続けば、飢餓や栄養失調による被害がさらに拡大する恐れがある。

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