コンゴ・エボラ流行、確定症例2905人、死者1269人
保健省によると、24日時点の確定症例数は2905人、死者は1269人に達した。
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コンゴ民主共和国で拡大が続く「エボラ出血熱」の流行について、保健当局は24日、感染データの再精査により、確定症例数が約3000人に達したと発表した。これまで把握できていなかった300人以上の感染者が新たに確認されたという。感染拡大の背景には、紛争や治安悪化に加え、医療体制の脆弱さや患者情報の収集の遅れがあるとみられている。
保健省によると、24日時点の確定症例数は2905人、死者は1269人に達した。流行の中心となっているのはイトゥリ州や北キブ州など東部地域で、これらの地域では武装勢力の活動が続いており、医療従事者が安全に現地へ立ち入れないケースも少なくない。患者の搬送や隔離、接触者の追跡調査が十分に行えないことが感染拡大に拍車を掛けている。
今回の感染者数の増加は、新たな大規模感染が発生したというより、過去の患者記録や検査結果を詳細に見直したことで、これまで未確認だった症例が正式に感染者として計上されたことによるものだ。当局は、これまで報告漏れや重複の整理が十分でなかった地域があり、流行規模をより正確に把握するためにデータの再評価を進めてきたとしている。
世界保健機関(WHO)は今回の流行について、感染経路が判明していない患者が多数存在することを強く懸念している。新たに確認される患者の多くが既知の感染ルートと結び付かず、市中で把握されないまま感染が広がっている可能性が高いという。
この流行は今年5月に確認され、原因は「ブンディブギョ株」と呼ばれるエボラウイルスである。この型には承認済みのワクチンや特効薬がなく、感染対策は患者の早期発見や隔離、接触者の追跡など公衆衛生対策に依存している。
さらに、医療従事者への襲撃や施設への攻撃、資金不足も課題となっている。防護用品や検査体制が十分に整わず、感染が疑われる患者の診断や治療に時間を要する状況が続くほか、安全な埋葬が実施できない地域もある。こうした状況は感染拡大の抑制を一層困難にしており、国際機関は人道支援と医療支援の強化を各国に呼び掛けている。
保健当局は、感染者数の増加は監視体制の改善によって実態が明らかになった結果でもあると説明する一方、実際の感染規模はさらに大きい可能性があるとの見方も示している。
一部の専門家は過去最大級のエボラ流行に発展する恐れがあると指摘している。
