マリ元首相が釈放、SNSへの反軍政投稿で実刑判決
マラ氏は昨年、SNSへの投稿を巡り、禁錮2年の実刑判決を受けた。
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アフリカ西部・マリでムーサ・マラ(Moussa Mara)元首相が刑務所から釈放されたことが分かった。マラ氏自身が3日に投稿した動画の中で釈放を明らかにした。軍事政権による統治が続くマリでは、反対意見や政治活動への締め付けが強まっており、今回の釈放は国内外で注目を集めている。
マラ氏は昨年、SNSへの投稿を巡り、禁錮2年の実刑判決を受けた。この判決には、1年間の実刑と、その後の執行猶予が含まれていた。問題となった投稿は軍政によって拘束された政治関係者らへの連帯を示したもので、当局は国家の信用を損なったなどとして訴追した。
マリでは2020年と2021年にクーデターが発生し、それ以来、軍政が実権を握っている。軍政は治安回復や国家再建を掲げる一方、民政復帰の遅れや政治活動の制限をめぐって国際社会から批判を受けてきた。野党関係者や活動家への取り締まりも続いており、マラ氏の拘束は言論の自由を巡る問題として取り上げられていた。
マラ氏は2014年から2015年にかけて首相を務めた経験を持ち、現在も野党系政治家として活動している。釈放を発表した動画では、自身の状況について説明したものの、今後の政治活動や軍政への対応については言及しなかった。
今回の釈放によって、マリ国内の政治的緊張が和らぐかは不透明だ。軍政は安全保障上の課題やイスラム過激派への対応を理由に統治を続けているが、民主的な政治制度への移行を求める声も根強い。マラ氏の釈放は、軍政と反対勢力の関係を占う一つの動きとして注目を集めている。
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