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ソマリア南部バイドアで国軍と民兵が衝突、数十人負傷、死者も

戦闘はバイドア郊外で3日早朝から始まり、銃撃音などを受けて住民が避難するなど、地域に大きな混乱をもたらした。
2026年9月3日/ソマリア、南部バイドアの通り(AP通信)

ソマリア南部バイドア周辺で3日、国軍と民兵組織の間で戦闘が発生した。戦闘に参加したのは、3月に国軍がバイドアを掌握したことを受けて辞任した首長に近い民兵勢力とみられている。国防省は国際テロ組織アルカイダ系の過激派組織アルシャバーブも戦闘に加わったと主張している。

戦闘はバイドア郊外で3日早朝から始まり、銃撃音などを受けて住民が避難するなど、地域に大きな混乱をもたらした。戦闘自体は同日午後早くまでに収まったとされる。一方、バイドアの病院によると、女性15人を含む71人の負傷者が搬送され、民間人1人の死亡も確認された。

今回の衝突は、連邦政府と自治体の政治的対立が武力衝突へ発展していることを示している。首長は連邦政府との関係悪化を背景に政権を離れ、その後、国軍が3月30日にバイドアを掌握した。今回の戦闘は、その後も地域の政治的緊張が解消されていないことを浮き彫りにした。

バイドアは首都モガディシュオの北西約245キロに位置し、干ばつや長年の紛争によって避難を余儀なくされた50万人以上の市民にとって重要な人道支援拠点でもある。そのため、戦闘の再燃は単なる政治・軍事問題にとどまらず、食料や医療などの支援活動にも影響を及ぼす可能性がある。8月にも同地域で国軍と民兵の戦闘が起き、民間人4人が死亡、100人余りが負傷していた。

ソマリアでは過激派組織アルシャバーブへの対応に加え、連邦政府と地方勢力の権力争いも続いている。今回の衝突が一時的なもので終わるのか、それとも南部全体の治安悪化につながるのかが今後の焦点となる。

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