エチオピアとスーダン、相互に領事館閉鎖、内戦への干渉疑惑で緊張高まる
相互の外交官追放は、アフリカの角地域全体の安全保障と人道危機をさらに悪化させる可能性がある。
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エチオピアとスーダンが国境付近に設置している互いの領事館を閉鎖し、外交官を追放した。双方が相手国による自国の内戦への干渉を非難する中、両国関係は一段と悪化している。「アフリカの角」地域で複数の紛争が連動し、広域的な軍事衝突に発展する懸念が強まっている。
エチオピア政府は西部にあるスーダン領事館の閉鎖を命じ、駐在する外交官6人に48時間以内の国外退去を要求した。これに対抗し、スーダン軍政も東部にあるエチオピア領事館を閉鎖し、外交官を追放した。
スーダン軍政は、エチオピアが準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」を支援し、スーダン領内の民間インフラを標的とする無人機攻撃に自国領土を利用させていると主張する。軍政は国連安全保障理事会とアフリカ連合(AU)に正式に申し立てた。
一方、エチオピアはスーダンが北部ティグレ州の反政府勢力を支援していると非難している。双方とも相手国への支援疑惑を否定している。
スーダンでは2023年4月に国軍とRSFの内戦が始まり、国連によると、数万人が死亡、1400万人以上が避難を余儀なくされた。エチオピアでもティグレ州の反政府勢力と政府軍の対立が再燃しており、9月には反政府勢力が攻勢を開始した。エチオピアはエジプトとエリトリアも反政府勢力を支援していると主張するが、3カ国はいずれも否定している。
ロイター通信の取材に応じたスーダンの外交顧問は、自国領土を防衛する権利を維持しながらも、エチオピアとの全面戦争を回避するため努力していると述べた。相互の外交官追放は、アフリカの角地域全体の安全保障と人道危機をさらに悪化させる可能性がある。

