コンゴ政府、捕虜15人を反政府勢力M23に引き渡す=赤十字
15人は政府の管理下にある北キブ州ベニを6日夕方に車列で出発し、隣国ウガンダを経由して、M23の支配下にある北キブ州に入った。
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コンゴ民主共和国当局は7日、東部地域で活動する反政府勢力「M23(3月23日運動)」に収監していた受刑者15人を引き渡した。国際赤十字委員会(ICRC)が明らかにした。政府とM23が昨年、東部での戦闘終結に向けて締結した合意に基づく捕虜移送であり、停戦・和平合意を履行する重要な一歩となる。
ICRCによると、15人は政府の管理下にある北キブ州ベニを6日夕方に車列で出発し、隣国ウガンダを経由して、M23の支配下にある北キブ州に入ったという。移送はICRCが仲介した。15人の身元は明らかになっておらず、M23はコメントを出していない。
今回の引き渡しに至るまでには、解放対象となる収監者の名前をめぐり、政府とM23の間で数カ月にわたる協議が続いていた。ICRCは長期間にわたり家族と離れていた人々の帰還が、引き裂かれた家族に安堵をもたらすことを期待するとしている。今回の措置が今後の捕虜交換や人道的措置の拡大につながるかが注目される。
コンゴ東部では昨年、M23が大規模攻勢を展開し、最大都市ゴマや南キブ州の州都ブカブを掌握するなど、国軍との戦闘が激化した。コンゴ政府や国連、欧米諸国は隣国ルワンダがM23の反乱を支援していると繰り返し非難している。一方、ルワンダ政府はこれを否定している。
こうした対立が続く中、今回の15人の移送は昨年カタールで結ばれた政府とM23の合意が、現場で初めて具体的な成果を示した事例となった。ただし、捕虜の扱いや安全な移送だけでなく、停戦の維持、支配地域の問題、ルワンダを含む周辺国の関与など、和平実現にはなお多くの課題が残る。
今回の解放を一時的な人道措置にとどめず、恒久的な停戦と政治的解決につなげられるかが今後の焦点となる。
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