◎プーチン氏は以前から出席する意向を示していたものの、両首脳が同時に出席する可能性は低いとみられていた。
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インドネシアのジョコ・ウィドド(Joko Widodo)大統領は18日、11月のバリG20首脳サミットに中国の習近平(Xi Jinping)国家主席とロシアのプーチン(Vladimir Putin)大統領が出席する予定と明らかにした。
ジョコ氏はブルームバーグのインタビューの中で両首脳が会議に出席する予定であると述べた。
プーチン氏は以前から出席する意向を示していたものの、両首脳が同時に出席する可能性は低いとみられていた。
今年のG20サミットのテーマは世界経済の回復になる予定だったが、ロシアのウクライナ侵攻とインド太平洋地域の安全保障問題が主要議題になると予想されている。
G20サミットにはバイデン(Joe Biden)米大統領も出席する予定である。
米主要メディアはG20サミットの前後にバイデン氏と習主席が直接会談する可能性があると報じている。バイデン氏とプーチン氏が会談するかどうかは不明。
米国と中国の関係は人権問題、貿易摩擦、ペロシ(Nancy Pelosi)下院議長の訪台などを受け、完全に冷え切っている。
中国はペロシ氏の訪台に激怒し、台湾を完全に包囲する形で軍事演習を実施した。米国はこの演習を「侵略のリハーサル」と非難している。
一方、中国とロシアは今年、「無制限の戦略的パートナーシップ」を宣言し、米国とNATOに徹底抗戦する姿勢を示した。
米国はウクライナ侵攻を受け、G20からロシアを排除するよう求め、プーチン氏をサミットに招待すべきでないとインドネシアに求めていた。
インドネシアはウクライナへの連帯を表明しつつ、問題は交渉で解決すべきとしている。
ジョコ氏はブルームバーグに、「大国の対立は実に憂慮すべきものだ」と語っている。「私たちが望むものはこの地域の安定・平和・経済成長です...」
またジョコ氏はロシアとウクライナがインドネシアを「平和への懸け橋」として受け入れてくれることを望んでいるとした。
ジョコ氏は6月、アジアの首脳として初めてキーウを訪問し、ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領と会談した。
ゼレンスキー氏はこの会談でG20サミットに出席する可能性について、「構成国とウクライナの安全保障の状況次第」と答えており、ジョコ氏にプーチン氏の出席を認めないよう暗に求めた。
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