ベネズエラ大地震、メキシコの著名な民間救助隊が現地入り、捜索活動続く
ベネズエラでは6月24日に発生した連続地震により多数の建物が倒壊し、死者は2200人を超え、負傷者は1万1000人以上に達した。
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ベネズエラ北部で6月24日に発生した大地震の死者が2200人を超え、行方不明者の捜索が難航する中、FIFAワールドカップを共催するメキシコの民間救助隊が6月30日、被災地支援のため首都メキシコシティからベネズエラへ向けて出発した。救助隊は捜索機材や医療用品、遺体収容袋などを携行し、最も被害の大きいラグアイラ州で生存者の捜索活動に当たる予定だ。
この救助隊は1985年のメキシコ大地震を契機に誕生した民間ボランティア組織、正式名称は「トポス・アステカス」である。発足以来、世界各地の地震や自然災害の現場で活動を続け、日本の東日本大震災やトルコ・シリア地震などにも隊員を派遣してきた。瓦礫の下に取り残された人々を捜索する高度な技術と豊富な経験を持ち、国際的にも高い評価を受けている。
今回派遣される隊員の1人は出発前、AP通信の取材に対し「現地で一人でも多くの命を救いたい。それが私たちの使命だ」と語った。空港ではベネズエラ出身の男性が涙ながらに隊員へ感謝を伝え、「あなたたちは私たちの希望だ」と抱擁を交わす場面も見られた。被災地では時間の経過とともに生存者発見の可能性が低下しているものの、救助隊は最後まで捜索を続ける姿勢を示している。
トポスの創設者はX(旧ツイッター)への投稿で、「救助活動で最も重要なのは静寂だ」と強調した。隊員は瓦礫の上で拳を高く掲げることで全員に沈黙を求め、物音や助けを求める声に耳を澄ませる。この手法は1985年のメキシコ大地震で生まれ、その後、世界中の災害現場で採用されるようになったという。
ベネズエラでは6月24日に発生した連続地震により多数の建物が倒壊し、死者は2200人を超え、負傷者は1万1000人以上に達した。被災地では倒壊家屋の下敷きとなった人々の救出が続く一方、医療機関の機能低下や物資不足も深刻化している。各国から救助隊や支援物資が相次いで到着しているものの、被害の規模は極めて大きく、復旧には年単位の時間を要するとみられる。
国際社会による支援が本格化する中、豊富な実績を持つトポスの活動には大きな期待が寄せられている。被災地では依然として瓦礫の下に取り残された人がいる可能性が高く、隊員たちは限られた時間の中で一人でも多くの命を救うため、厳しい捜索活動に臨む。
