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パキスタン北西部で自爆テロ、陸軍兵士ら15人死亡、過激派が犯行声明

アフガニスタン国境に近い地域では武装勢力によるテロ攻撃が相次いでおり、治安情勢の悪化が改めて浮き彫りとなった。
2023年9月2日/パキスタン、北西部カイバル・パクトゥンクワ州ペシャワルの通り(Muhammad Sajjad/AP通信)

パキスタン軍は24日、北西部カイバル・パクトゥンクワ州で自爆テロが発生し、陸軍兵士12人を含む15人が死亡したと発表した。治安部隊は直後の銃撃戦でテロリスト12人を殺害し、現場周辺で掃討作戦を継続している。アフガニスタン国境に近い地域では武装勢力によるテロ攻撃が相次いでおり、治安情勢の悪化が改めて浮き彫りとなった。

軍によると、攻撃は同州タンク地区で23日夜から24日未明にかけて発生した。武装勢力は軍と警察が共同で運営する検問所への侵入を試みたが、警備部隊がこれを阻止。その後、爆発物を積んだ車両が検問所の外壁に突入・自爆した。爆風で施設の一部が崩壊し、兵士12人と警察官2人、政府職員1人が死亡したという。

軍は声明で、襲撃に関与したテロリスト12人を現場で殺害したと明らかにした。部隊は周辺地域で掃討作戦を続けており、残党を追跡している。報道によると、イスラム過激派TTP(パキスタンのタリバン運動)の同盟勢力が犯行声明を出した。

TTPはアフガンのタリバン暫定政権とは別組織だが、思想的につながりが強く、パキスタン国内で治安部隊へのテロ攻撃を繰り返している。

カイバル・パクトゥンクワ州は長年にわたりイスラム武装勢力の活動拠点となってきた地域で、アフガン領内からテロリストが流入しているとされる。パキスタン政府は武装勢力がアフガン領内に潜伏して攻撃を計画していると非難してきたが、タリバン暫定政権は関与を否定している。両国の国境管理や治安対策を巡る対立は続いており、相互不信が解消される見通しは立っていない。

パキスタンでは2022年にTTPが政府との停戦を破棄して以降、治安部隊を狙ったテロが急増している。今年に入ってからも北西部や南西部バルチスタン州を中心に自爆攻撃や襲撃が相次ぎ、多数の兵士・警察官が犠牲となった。

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