インドネシア・フェリー沈没、行方不明者の捜索続く、46歳女性と24歳息子を救助
救助されたのは46歳の女性と24歳の息子で、地元漁師が沖合の小島で2人を発見した。
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インドネシア東部・南スラウェシ州沖でフェリーが沈没した事故について、沿岸警備隊は19日、無人島に取り残されていた母親と息子を救助したと明らかにした。事故発生から数日が経過した後の生存確認となり、捜索関係者に希望を与える一方、なお18人の行方が分かっておらず、捜索活動が続けられている。
救助されたのは46歳の女性と24歳の息子で、地元漁師が沖合の小島で2人を発見した。2人は沈没後、漂流した末に島へたどり着いたとみられ、漁師が当局に通報し、沿岸警備隊が保護した。前日には、7歳の女児を含む5人が海上で漁業用の浮き設備につかまって漂流しているのが見つかっていた。
事故を起こしたのは旅客船「KMヌルル・サルサ」。乗客・乗員78人を乗せ、南スラウェシ州の定期航路を航行中、16日にエンジントラブルが発生し、目的地まで約79キロの海域で沈没した。当局によると、これまでに1人の死亡が確認されている。
捜索には200人を超える救助隊員に加え、軍や警察、地元漁師も参加している。しかし、現場海域では高さ2~3メートルの波と強風が続き、船舶による捜索は難航している。当局は天候の回復を見極めながら、海上と周辺の島々を対象に捜索範囲を広げている。
インドネシアは1万7000以上の島々から成る世界最大級の島しょ国家であり、フェリーは住民の重要な移動手段となっている。その一方で、定員超過や老朽化した船舶の運航などを背景に、海難事故がたびたび発生している。今回の事故についても、当局は沈没原因の調査を進めるとともに、行方不明者の捜索を継続する方針を示している。
