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パキスタン北西部でテロ攻撃、26人死亡、過激派が検問所襲撃、銃撃戦に

パキスタンでは2021年にアフガンでタリバンが復権して以降、北西部を中心に武装勢力によるテロ攻撃が急増している。
2026年7月30日/パキスタン、北西部カイバル・パクトゥンクワ州ペシャワルの病院前(AP通信)

パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で30日未明、武装勢力が警察の検問所を襲撃し、警察官11人が死亡、約30人が負傷した。治安部隊との激しい銃撃戦の末、テロリスト15人も死亡した。当局は現時点で犯行声明を出した組織は確認されていないとしているが、近年同地域で活動を活発化させているイスラム過激派TTP(パキスタンのタリバン運動)の関与が強く疑われている。

襲撃を受けたのは、アフガニスタン国境に近い同州ハング地区の警察検問所である。当局によると、武装勢力は夜間に重火器を用いて施設を攻撃し、警察官と激しい銃撃戦を繰り広げた。

さらに応援部隊が現場へ向かう途中で待ち伏せ攻撃を受け、部隊を率いていた警察幹部も死亡した。戦闘は約1時間続き、治安部隊が施設を制圧してテロリスト15人を無力化したが、警察側にも大きな被害が出た。負傷者の中には重傷者も含まれており、死者数は増える可能性がある。

今回の事件では、武装勢力が組織的かつ計画的に作戦を実行したとみられている。現場では装甲車両が損傷するなど激しい戦闘の痕跡が確認されており、警察当局は攻撃手法や使用された武器について詳しい調査を進めている。犯行声明は出ていないものの、同地域ではTTPが警察や軍を標的とする襲撃を繰り返していることから、当局は同組織による犯行の可能性を軸に捜査している。

パキスタンでは2021年にアフガンでタリバンが復権して以降、北西部を中心に武装勢力によるテロ攻撃が急増している。特にアフガンと国境を接するカイバル・パクトゥンクワ州では警察や軍、国境警備隊を狙った襲撃が相次ぎ、多数の治安要員が犠牲となってきた。

パキスタン政府はTTPがアフガン領内を拠点に活動していると繰り返し非難しているが、アフガンのタリバン暫定政権はこうした指摘を否定している。両国の間では国境管理や武装勢力への対応を巡る対立が続いている。

パキスタン軍は近年、武装勢力に対する掃討作戦を強化しているものの、各地で大規模な襲撃が相次ぎ、治安改善には至っていない。今回の事件は武装勢力が依然として高度な攻撃能力を維持していることを示すとともに、国境地帯の治安確保がパキスタン政府にとって重要な課題であることを改めて浮き彫りにした。

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