インドネシア首都で反政府デモ後に暴動、警察が300人超を拘束
昨年の抗議では暴動が約2週間続き、10人が死亡、約7000人が逮捕される事態となった。
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インドネシアの首都ジャカルタで8月27日午後、政府の政策に抗議する大規模なデモの後に騒乱が発生し、警察が300人以上を拘束した。警察によると、拘束者の一部は暴力行為や器物損壊などに関与し、少なくとも45人が送検される見通し。
デモは国会議事堂周辺で始まり、プラボウォ(Prabowo Subianto)大統領の政策への不満や汚職に対する厳罰を求める声が広がった。今回の抗議活動は昨年8月に全国で発生した反政府デモから1年の節目に当たり、当局はジャカルタなどに多数の警察官を配置して警戒を強化していた。昨年の抗議では暴動が約2週間続き、10人が死亡、約7000人が逮捕される事態となった。
27日のデモは夕方に終了したものの、その後も黒いパーカーを着た集団などが現場周辺に残った。その一部は警察施設や車両などに火を放ち、道路が封鎖されたほか、警察に対して石や棒を投げつけた。警察は放水砲や催涙ガスで応戦した。報道によると、騒乱の過程で男性1人が負傷し、搬送先の病院で死亡が確認された。
騒乱は首都の交通にも影響を及ぼした。28日には国会周辺の道路が封鎖され、一部の通勤鉄道やバス路線が運休または迂回を余儀なくされた。鉄道事業者は乗客の安全を確保するため、周辺の状況が改善するまで一部列車の運行を見合わせたが、その後、順次再開した。
今回の騒乱は2024年に就任したプラボウォ氏にとって大きな試練となる。政府への不満が再び街頭抗議に発展したことで、政権には治安維持と国民の不満への対応を同時に進めることが求められている。
昨年の大規模抗議からわずか1年で再び首都が混乱したことは、インドネシア社会に根強い政治不信が存在することを示す動きともいえる。
