北朝鮮、潜水艦発射型巡航ミサイル2種類を試験、海軍能力と抑止力の強化狙う=国営メディア
KCNAは今回の実験によって水中戦闘システムの運用態勢を点検し、海軍が戦略的任務を遂行する能力を向上させたと説明した。
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北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)は15日、同国が14日に潜水艦発射型の戦略巡航ミサイル2種類の発射実験を実施したと報じた。実験は海軍の任務遂行能力を検証し、「戦争抑止システム」の信頼性を高めることが目的だという。
発射は東岸沖の海域で行われ、軍の高官らが立ち会った。ミサイルの具体的な型式や射程、発射に使用した潜水艦などの詳細は公表されていない。
KCNAは今回の実験によって水中戦闘システムの運用態勢を点検し、海軍が戦略的任務を遂行する能力を向上させたと説明した。また、周辺国に影響はなかったとしている。
北は近年、弾道ミサイルと巡航ミサイルの双方で開発を進めている。潜水艦から発射するミサイルは、陸上の発射施設に依存せず、海中から攻撃できる可能性を持つ。発射地点を事前に把握しにくくなるため、相手国の防衛体制に新たな負担を与え、北が重視する抑止力の強化につながるとみられる。
一方、北が最新型のミサイル潜水艦を実戦運用できる段階に達したかどうかは不透明だ。同国は旧式潜水艦を含む複数の発射基盤からミサイル実験を行ってきたが、近代的な潜水艦の本格運用能力を確立したとは確認されていない。金正恩(Kim Jong Un)総書記は潜水艦戦力の近代化を軍事力強化の重要課題に位置づけている。
今回の実験は、北が水中発射能力を含む多様なミサイル戦力の整備を続けていることを示す動きだ。韓国や日本、米国にとっては、発射基盤の多様化によって監視や迎撃の難度が高まる可能性がある。
