◎赦免された政治犯はごくわずかである。
ミャンマー、最大都市ヤンゴン、軍事政権に抗議するデモ(Getty Images)

ミャンマー軍政は4日、独立記念日を記念して約1万人の受刑者に恩赦を与えた。ミャンマー国営放送(MRTV)によると、赦免された政治犯はごくわずかである。

フライン(Min Aung Hlaing)司令官は祝日を記念して受刑者9652人を赦免。釈放は4日午前から始まり、完了までには数日かかるとみられる。

アウンサンスーチー(Aung San Suu Kyi)氏やウィン・ミン(Win Myint)大統領を含む国民民主連盟(NLD)の高官は含まれない。

最大都市ヤンゴンのインセイン刑務所には早朝から受刑者の親族が集まった。

独立系メディアによると、ジャーナリストも何人か釈放されたという。解放された人々のリストは公表されていない。

多くの政治犯を弁護してきた弁護士はAP通信の取材に対し、「全国で釈放された者のほとんどは一般的な刑事犯罪で有罪判決を受けた者であり、政治犯は120人程度に過ぎない」と語った。

ミャンマー軍政は中国国境沿いの州で民主派勢力と戦争状態にあり、少なくとも3つの街を占領されている。

ラカイン族の武装集団「アラカン軍」やチン州の反体制派「チン民族戦線(CNF)」などからなる民主派勢力は昨年10月、軍政拠点に対する攻撃を開始した。

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