◎当局は軍政に批判的な独立系メディアを厳しく取り締まっている。
2021年3月14日/ミャンマー、最大都市ヤンゴンの抗議デモ、負傷者を運ぶ市民(Getty Images/AFP通信)

ミャンマー軍政が独立系メディア「ダウェイ・ウォッチ」のジャーナリスト2人を逮捕した。現地メディアが13日に報じた。

ダウェイ・ウォッチの編集長はAP通信の取材に対し、「2人は11日遅くに自宅で逮捕された」と語った。

それによると、2人は最大都市ヤンゴンの南方約560キロの町を担当するジャーナリストで、治安当局に連れ去られたという。

治安当局は2人の家族に対し、「インターネット上で公開した記事は違法であり、国家反逆罪に問われる可能性がある」と警告したとされる。

ダウェイ・ウォッチの編集長はAPに、「当局は2人とその家族の携帯、パソコン、その他電子機器を押収した」と述べた。

ダウェイ・ウォッチは主にミャンマー南部のニュースを扱っている。

編集長は「2人は倫理に則って記事を書き、公開している。犯罪者と同じようにジャーナリストを逮捕し、尋問し、処分することは許されない」と述べ、軍政に2人を解放するよう呼びかけた。

ダウェイ・ウォッチによると、2021年2月の政変以来、当局に逮捕された同社のジャーナリスト・コラムニストはこれで5人になったという。

当局は軍政に批判的な独立系メディアを厳しく取り締まっている。

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