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国際赤十字の代表がアウンサンスーチー氏と面会、ミャンマー政府が写真公開

大統領府の報道官によると、面会は首都ネピドーの某所で実施され、ICRCの常駐代表がスーチー氏と面会した。
2026年8月3日にミャンマー大統領府が公開した写真、アウンサンスーチー氏(左)国際赤十字委員会の常駐代表(AP通信)

ミャンマー軍の拘束下にあるアウンサンスーチー(Aung San Suu Kyi)氏が国際赤十字委員会(ICRC)の代表者と面会したことが3日、明らかになった。2021年2月の軍事クーデター以降、同氏が国際機関の関係者と面会したことが確認されたのは異例であり、長期拘束が続く中で健康状態や処遇への関心が高まっている。

大統領府の報道官によると、面会は首都ネピドーの某所で実施され、ICRCの常駐代表がスーチー氏と面会した。代表はその後、国軍トップのフライン(Min Aung Hlaing)大統領とも会談し、国内の人道状況や拘束者の待遇などについて協議したとみられる。ただし、ICRCは面会内容について「機密保持の原則」に基づき詳細を公表していない。

スーチー氏は2021年のクーデター直後に拘束され、その後、汚職や国家機密法違反など複数の罪で有罪判決を受け、長期の禁錮刑を言い渡されている。本人や支援者はすべての訴追について政治的な動機によるものだと指摘しており、国際社会も裁判の公平性に強い疑問を示してきた。近年は健康状態の悪化がたびたび報じられているが、外部との接触が厳しく制限されているため、詳しい状況は明らかになっていない。

クーデター以降のミャンマーでは、民主派勢力と国軍との武力衝突が全国に拡大し、多数の民間人が犠牲となっている。国連によると、数百万人が避難生活を余儀なくされ、人道危機が深刻化している。

ICRCは紛争地域で医療支援や避難民支援を続けるなど、今回の面会も人道状況の改善を目的とした活動の一環と位置付けられている。

今回の面会は軍の影響力が強い政府が国際社会との対話姿勢を示す狙いもあるとの見方が出ている。一方で、スーチー氏の釈放や政治対話の再開につながる具体的な動きは見られず、民主化勢力への弾圧も続いている。

国際社会は引き続き政治犯の釈放と暴力の停止を求めているが、ミャンマー情勢が改善する道筋は見通せない。

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