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インドネシア・フェリー火災、救助活動終了、5人死亡、行方不明者なし

238人の乗客・乗員のうち233人が救助され、行方不明者はいないことが確認された。
2026年8月2日/インドネシア、東ジャワ州沖、火災が発生したフェリー(ロイター通信)

インドネシア国家捜索救助局(BASARNAS)は4日、東ジャワ州マドゥラ島沖で発生した旅客フェリー火災の救助活動を終了し、5人の死亡を確認したと発表した。238人の乗客・乗員のうち233人が救助され、行方不明者はいないことが確認された。一方、出火原因については明らかになっておらず、当局が調査を進めている。

火災が発生したのは東ジャワ州スラバヤから南スラウェシ州マカッサルへ向かっていた旅客フェリー「ムティアラ・セントサ2(Mutiara Sentosa 2)」である。火災は船内の車両甲板付近から発生したとみられ、強風の影響で短時間のうちに全体に燃え広がった。乗客は煙や炎から逃れるため海へ飛び込むなど混乱が広がり、周辺を航行していた船舶やインドネシア海軍、救助隊が救命活動に当たった。

救助活動では巡視船や海軍艦艇、ヘリコプターが投入され、生存者は次々と近隣港に搬送された。当初は乗船名簿と実際の乗船者数に食い違いがある可能性が指摘され、行方不明者の有無を慎重に確認していたが、最終的に233人の生存と5人の死亡が確認され、救助活動は終了した。当局は遺族への支援を進めるとともに、犠牲者の身元確認を続けている。

インドネシアでは約1万7000の島々を結ぶ海上交通が生活や物流を支える重要な手段となっている一方、老朽化した船舶や安全管理の不備、乗船者数の把握不足などが原因となる海難事故が繰り返し発生している。

2025年にはバリ海峡でフェリーが沈没し、多数の死者・行方不明者を出したほか、過去にも火災や転覆事故が相次いでいる。専門家は安全設備の点検強化や乗客名簿の適正管理、緊急時の避難訓練の徹底が急務だと指摘している。

今回の事故を受け、運輸省は国家運輸安全委員会(KNKT)と連携し、出火原因やフェリー運航会社の安全管理体制を詳しく調査する方針を示した。政府は調査結果を踏まえ、車両甲板での火災対策や船舶の安全基準の見直しを含む再発防止策を検討するとしている。

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