◎インドは世界で最も交通事故の多い国であり、毎年数十万人が死傷している。
2022年8月16日/インド、北部スリナガル近郊のパハルガム(Doordarshan)

インドの警察当局は16日、北部スリナガル近郊で兵士を乗せたバスが山道から川に転落し、少なくとも6人が死亡、数十人が負傷したと発表した。

インドチベット国境警察の報道官によると、バスはスリナガル近郊のパハルガムの山道を走行中に運転操作を誤り、数十メートル下の川に転落したという。

報道官はツイッターに、「負傷者はスリナガルの医療機関に空輸された」と投稿している。

国営テレビ「ドゥールダルシャン(DD)」は当局者の話を引用し、「バスには兵士少なくとも39人と警察官2人が乗っていた」と報じている。

DDによると、兵士らはヒンズー教の聖地として知られるアマルナート(Amarnath)洞窟の警備に当たっていたという。この洞窟を訪れる巡礼は先週終了しており、兵士と警察官数千人が配備されていた。

インドチベット国境警察は16日、ウェブサイトの声明で「バスのブレーキが何らかの理由で故障したとみられる」と発表したが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

インドは世界で最も交通事故の多い国であり、毎年数十万人が死傷している。事故の多くは無謀運転、インフラの整備不足、車の整備不良などが原因とされている。

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