◎ゴーファーストはベンガルールの空港で搭乗手続きを終えた乗客50人以上を滑走路のバス内に放置し、置き去りにした。
インドの格安航空会社ゴーファースト(旧ゴーエア)の旅客機(Getty Images)

インドの航空規制当局は10日、南部カルナタカ州の空港で乗客50人以上を置き去りにした格安航空会社ゴーファースト(Go First、旧ゴーエア社)を非難し、調査を進めていると発表した。

報道によると、ゴーファーストはベンガルールの空港で搭乗手続きを終えた乗客50人以上を滑走路のバス内に放置し、置き去りにしたという。

乗客たちは手荷物を預け、搭乗券も手にしていた。

同社は「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」と謝罪したが、乗客が放置された経緯などは明らかにしていない。

報道によると、旅客機は10日の現地時間午前6時20分に離陸し、トラブル等は報告されなかったという。

地元メディアの取材に応じた男性は、「どうしてこんなことになった」と語った「何がどうなっているのですか?」

別の男性は「ゴーファーストの職員は、便は戻ってくると説明したが、戻ってこないぞ」と憤慨した様子で語った。

報道によると、便はベンガルールの空港に引き返したという。

怒った乗客たちはツイッターに不満をぶちまけ、ゴーファーストの怠慢を非難。ゴーファースト、連邦航空大臣、首相官邸をタグ付けした。

ゴーファーストは公式ツイッターに「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」と投稿している。

その後、同社の代表は南部の英字日刊紙デカン・ヘラルドの取材に対し、「事件を調査しており、詳細が判明次第公表する」と述べた。

報道によると、放置された乗客53人は別の航空会社の便に、2人は払い戻しを受けたという。

デカン・ヘラルドは規制当局の話を引用し、「ゴーファーストに説明を求め、適切な措置を取る」と報じている。

SNSユーザーは航空会社の不祥事が相次いで明らかになったことに怒りを表明している。昨年11月に発生したとされるエア・インディアの「放尿事件」は今週明らかになった。

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