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香港、バイオ・AI分野の成長企業の上場が拡大、規制当局トップ、企業の質を重視する方針

香港は中国本土に隣接し、AI関連の産業基盤や供給網に近いという地理的な利点を持つ。
香港証券取引所(HKEX)が入る建物(Getty Images)

香港証券先物委員会(SFC)の梁鳳儀(ジュリア・リョン)CEOは19日、バイオテクノロジーや人工知能(AI)などの成長企業による香港市場への上場が増加していると明らかにした。上場企業に占める成長企業の割合は、2023年の10%から30%に上昇したという。

成長企業は、まだ継続的な黒字を実現していないものの、高い成長可能性を持つ企業を指す。梁氏によると、上場企業の多くは設立から3~5年程度で、AIモデルの開発に取り組む新興企業も含まれる。香港取引所が上場制度を改革し、成長企業を呼び込む仕組みを整えたことが、こうした動きの背景にある。

香港は中国本土に隣接し、AI関連の産業基盤や供給網に近いという地理的な利点を持つ。資金調達や海外市場への進出を目指す新興企業にとって、香港は国際的な資本市場につながる拠点となっている。取引所は株式取引の清算・決済に関する市場インフラも改善してきた。

一方、梁氏は上場企業を増やすだけでなく、投資家保護との両立が重要だと強調。市場環境が弱まる局面では、上場を認める企業をより慎重に選び、上場件数の拡大よりも企業の質を優先する必要があるとの考えを示した。製品やサービスの商業化が完了していない企業にも資金調達の機会を提供しつつ、投資家が適切な判断を下せる環境を確保することが課題となる。

香港は中国系企業や新興技術企業の資金調達先として存在感を高めている。今後は上場制度の柔軟性を維持しながら、企業情報の開示や審査の質を確保し、投資家の信頼を保てるかが焦点となる。

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