パキスタン北西部で自爆テロ、12人死亡、35人負傷、TTPが犯行声明、現場に向かった救急車も銃撃
攻撃には爆発物を積んだ車両が使われ、道路沿いの検問所が吹き飛んだ。
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パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州のデライスマイルカーンで26日、警察の検問所を狙った自爆テロが発生し、少なくとも12人が死亡、35人が負傷した。爆発後には武装した男たちが現場に向かった救急車を銃撃し、救急隊員1人が死亡、2人が負傷したという。
攻撃には爆発物を積んだ車両が使われ、道路沿いの検問所が吹き飛んだ。地元警察によると、死傷者の多くは治安部隊の隊員と通行人だった。死亡者には女性2人と子ども1人も含まれている。爆発後、周辺で銃撃戦が発生した。
医療当局によると、救急隊が負傷者を近くの病院へ搬送していた際、武装した男たちが救急車に向けて発砲した。治安関係者だけでなく、負傷者の救命活動に当たる医療当局者も攻撃対象となったことで、現地の緊張が一段と高まった。
今回の攻撃について、同国最大のイスラム過激派TTP(パキスタンのタリバン運動)が犯行声明を出した。TTPはアフガンのタリバン暫定政権とは別組織だが、思想は共有している。パキスタンでは近年、TTPや分離独立派のバルチスタン解放軍(BLA)などによるテロ攻撃が相次いでいる。
中央政府はTTPがアフガン領内に拠点を置き、越境攻撃を仕掛けていると非難し、タリバン暫定政権にこれを阻止するよう求めている。一方、タリバンは自国領が他国への攻撃に利用されることを認めていない。
今回のテロはパキスタンとアフガンの国境周辺で軍事的緊張が高まる中で起きた。パキスタン政府によると、事件の2日前にも国境付近で戦闘が発生し、タリバン兵少なくとも13人が死亡したという。パキスタン軍は今週、アフガン国内の武装勢力の拠点とみられる場所への空爆も実施している。
両国間では中国、トルコ、カタール、サウジアラビアなどが仲介に関与し、緊張緩和を目指す動きが続いている。しかし、国境を越えた武装勢力の活動と報復攻撃が重なることで、和平協議の進展が難しくなる可能性がある。
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