◎コールドプレイの「Music Of The Spheres World Tour」ジャカルタ公演は15日に予定通り行われた。
インドネシアの首都ジャカルタで15日、英ロックバンド「コールドプレイ」のコンサートに反対する集会が開かれ、保守的なイスラム教徒約200人が参加した。
デモ隊はコンサート会場から1キロほど離れた場所を行進。「コールドプレイ拒否」「さよならコールドプレイ」などと書かれた横断幕を掲げ、シュプレヒコールを上げた。
このデモ隊は先週にも在インドネシア・イギリス大使館前を含む数カ所で集会を開いた。
コールドプレイの「Music Of The Spheres World Tour」ジャカルタ公演は15日に予定通り行われた。7万枚以上のチケットは販売開始から2時間足らずで売り切れたと伝えられている。
コールドプレイは温暖化対策やLGBTQ＋（性的少数者）などを強く支持し、それをショーに織り交ぜることで有名だ。
ボーカルのクリス・マーティン（Chris Martin）さんはライブ中にレインボーカラーを身につけ、ゲイプライドの旗を振るパフォーマンスで知られている。
イギリスのロックバンド「The 1975」は今年初め、インドネシアの反同性愛法を糾弾し、マレーシア公演中にバンドメンバーにキスをしたとして、マレーシア政府にライブ中止を命じられた。
The 1975はその後、7月に予定していたジャカルタと台北公演をキャンセルした。
米人気歌手レディー・ガガ（Lady Gaga）は2012年、インドネシア公演を予定していたものの、「ライブを行えばただではすまない」と脅迫を受け、公演をキャンセルした。
ジャカルタはコールドプレイのストリーミング配信の中心地のひとつであり、160万人のファンがいる。
