豪カンタス航空、2027年度上期の燃料費見通し引き上げ、原油高が経営を圧迫
同社は8月時点で、燃料費を約36億豪ドルと見込んでいた。
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オーストラリアの航空大手カンタス航空は6日、2027年度上半期の燃料費見通しを従来の36億豪ドルから37億5000万豪ドル(約4100億円)に引き上げた。ジェット燃料価格が高止まりしており、同社は2027年度の残りの期間も高い水準が続くと予想している。燃料費の増加が航空会社の収益を圧迫する状況が続いている。
同社は8月時点で、燃料費を約36億豪ドルと見込んでいた。今回の修正は、原油価格や精製コストの上昇を反映したものだ。燃料費は航空会社にとって最大級の経費の一つであり、価格変動は運航コストや運賃政策に直接影響する。
カンタス航空は燃料価格の変動に備え、原油先物などを利用したヘッジ取引を行っている。燃料費の上昇を抑えるため、運賃や運航能力の調整なども進めているが、市場価格の高止まりによる負担を完全に吸収するのは難しい。
一方、旅行需要は底堅く、同社は国際線で中東情勢の影響を受けた旅客需要の振り替えなどを背景に、一定の需要を見込んでいる。燃料価格の上昇が続けば、航空券価格の引き上げや路線・便数の見直しを通じて、利用者にも影響が及ぶ可能性がある。
燃料費の増加と旅行需要の維持をどう両立させるかが、カンタス航空の2027年度の経営課題となる。
