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パキスタン高峰ブロードピーク雪崩、登山隊10人全員の死亡確認

雪崩は7月30日、標高約6600メートル付近で発生した。
パキスタンの高峰K2(Getty Images)

パキスタン北部ギルギット・バルティスタン州の高峰ブロードピーク(8051メートル)で発生した雪崩について、地元当局は8月1日、行方不明になっていた登山隊10人全員の死亡を確認したと明らかにした。

犠牲者の中には、世界的な登山家として知られるイギリス・ネパール国籍のニルマル・プルジャ(Nirmal Purja)氏も含まれている。救助隊は悪天候で捜索に苦労しながらも山中で10人の遺体を発見した。

雪崩は7月30日、標高約6600メートル付近で発生した。登山隊は世界12位の高峰ブロードピークの登頂を目指し、第2キャンプから第3キャンプへ向かう途中だった。隊はネパール、パキスタン、米国、オマーン、中国などの登山者で構成され、全員が雪崩に巻き込まれた。悪天風、視界不良が続いたため、ヘリコプターによる遺体収容は困難を極めている。

プルジャ氏は2019年に世界の8000メートル峰14座をわずか189日で登頂し、記録を大幅に更新したことで知られる。挑戦の様子はドキュメンタリー作品として配信され、登山界を代表する存在となった。また、遭難者の救助活動にも積極的に携わり、その卓越した登山技術と行動力で国際的な評価を受けていた。自身が共同創業した登山会社エリート・エクスペディションズは声明で、「世界は最も偉大な登山家の一人を失った」と追悼し、犠牲者全員に哀悼の意を表した。

ブロードピークやK2を擁するカラコルム山脈は、高峰への挑戦の舞台として世界中の登山家を引きつける一方、雪崩や落石、急激な天候変化など危険が多い地域としても知られる。

パキスタン山岳協会は今回の事故について、登山の魅力と同時に高所登山の危険性を浮き彫りにしたと指摘している。各国の登山関係者からはプルジャ氏らを悼む声が相次いでおり、世界の登山界に衝撃が広がっている。

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