スリランカ南部の刑務所で暴動、3人死亡、23人負傷
当局によると、暴動は一部の受刑者が刑務所施設に放火したことから始まり、混乱の中で受刑者が看守から武器を奪おうとしたため、警備側が発砲した。
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スリランカ南部ゴール県の刑務所で6日夜、受刑者による暴動が発生し、受刑者3人が死亡、23人が負傷した。警察が7日、明らかにした。刑務所の過密状態や生活環境の悪化への不満が暴動の背景にあるとみられ、同国における矯正施設の問題を改めて浮き彫りにした。政府は事態の収拾に向けて軍や警察を投入し、施設の安全を確保したとしている。
当局によると、暴動は一部の受刑者が刑務所施設に放火したことから始まり、混乱の中で受刑者が看守から武器を奪おうとしたため、警備側が発砲した。死亡した3人はいずれも受刑者で、負傷者23人のうち複数が重傷。火災によって刑務所の一部が焼失し、被害状況の調査が進められている。政府は暴動の経緯や発砲の妥当性について独立した調査を実施する方針を示した。
スリランカでは長年にわたり刑務所の収容能力不足が深刻な課題となっている。国内の矯正施設全体の定員は約1万1000人だが、実際には約3万人が収容されており、多くの施設で定員の2倍を超える過密状態が常態化している。
受刑者だけでなく裁判を待つ未決拘禁者も多く、司法手続きの遅れが収容者数の増加に拍車をかけている。こうした状況から衛生環境や医療体制も悪化し、人権団体は改善を求める声を強めている。
政府は刑務所の増設や軽微な犯罪の受刑者に対する代替刑の導入など、過密状態の解消策を進めるとしているが、財政難もあって抜本的な改善には至っていない。今回の暴動は収容能力を大幅に超える受刑者を抱える矯正制度の限界を示す出来事となり、施設の安全確保と受刑者の処遇改善を両立させる改革の実効性が問われている。
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