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ベネズエラ野党指導者ゴンザレス氏、暫定政権に大統領選の実施求める

76歳の元外交官であるゴンサレス氏は、2024大統領選で野党統一候補として出馬した。
ベネズエラ大統領選に立候補した全野党の統一候補ゴンザレス氏(中央)とマチャド元議員(左)(AP通信)

ベネズエラの野党指導者で2024大統領選に立候補したゴンザレス(Edmundo González)氏が30日、暫定政権に対し、公正な大統領選挙の実施を求めた。マドゥロ(Nicolas Maduro)前大統領が今年1月に失脚し、ロドリゲス(Delcy Eloína Rodríguez Gómez)暫定大統領が政権を担ってから約5カ月が経過する中、民主的な政治体制の再構築を訴えた形だ。

76歳の元外交官であるゴンサレス氏は、2024大統領選で野党統一候補として出馬した。当時の選挙では選挙管理委員会がマドゥロの勝利を一方的に宣言したが、野党側は不正があったと非難し、大規模な抗議デモに発展した。野党が公表した投票記録については複数の国際監視団が信頼できるものと評価しており、米国や一部の欧州諸国がゴンサレス氏を正当な勝者として扱ってきた。

ゴンサレス氏は自身のSNSで、「変化を求める市民のために、大統領選挙の条件を整える時が来た」と表明した。また、選挙を通じて国家制度を再建し、安定した政府の基盤を築く必要があると強調した。

同氏は自由で公正な選挙を実現するための条件として、独立した選挙管理機関の設置、国内外の監視団による選挙監視、政治的多元性の保障を挙げた。さらに、政治犯の釈放や反体制派への弾圧停止は譲れない条件だと訴えた。

現在のロドリゲス暫定政権は米軍がマドゥロを拘束した後、発足した。米国はロドリゲス氏を正統な指導者として承認し、両国は外交関係の正常化やエネルギー分野での協力を進めている。対米制裁の一部緩和も実現し、外資流入への期待が高まっている。一方で、政権側も米側も大統領選の具体的日程については言及していない。

ゴンサレス氏は現在スペインに亡命している。選挙後、マドゥロ政権が逮捕状を発行し、国外に退避せざるを得なくなった。野党陣営ではノーベル平和賞受賞者であるマリア・コリナ・マチャド(María Corina Machado)氏も大統領選への意欲を示しており、民主化勢力の再結集に向けた動きが活発化している。

ベネズエラは長年にわたり政治混乱と経済危機に直面してきた。世界有数の産油国でありながらハイパーインフレや貧困、国民の国外流出が深刻化し、政治体制の安定化は国際社会にとっても重要な課題となっている。ゴンサレス氏の提案が実際の選挙実施につながるかは不透明だが、同国の民主化を巡る議論が再び注目を集めそうだ。

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