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ベネズエラ政治対話、野党指導者マチャド氏参加せず、米国が仲介

今回の協議は、今年1月にマドゥロ前大統領が失脚し、ロドリゲス暫定政権が発足した後で初めて開かれる本格的な政治対話となる。
2025年12月11日/ノルウェー、オスロ、ノーベル平和賞を受賞した南米ベネズエラの野党指導者マチャド氏(AP通信)

米国の支援を受けるベネズエラの政治対話が8月1日から始まる。協議には暫定政権と野党の一部勢力が参加し、将来の自由で公正な選挙の実施や政治制度の再建に向けた枠組みづくりを目指す。しかし、国内で最も高い支持を集める野党指導者マリア・コリナ・マチャド(María Corina Machado)氏は参加メンバーから外されており、交渉の正統性や実効性に疑問の声が上がっている。

今回の協議は、今年1月にマドゥロ(Nicolas Maduro)前大統領が失脚し、ロドリゲス暫定政権が発足した後で初めて開かれる本格的な政治対話となる。政府側はロドリゲス(Delcy Eloína Rodríguez Gómez)暫定大統領の兄であるロドリゲス(Jorge Rodriguez)国会議長が代表を務める。

一方、野党側は米国が正統性を認めるディノラ・フィゲラ(Dinorah Figuera)氏が代表団を率いる予定だ。協議では選挙制度改革や司法・行政機関の再編、民主的統治体制の確立などが主要議題となる見通しである。

最大の焦点となっているのは、反体制派の象徴的存在であるマチャド氏が交渉に加わらないことである。同氏は近年の反政府運動を主導し、国内外で高い知名度と支持を得ているが、2015年国民議会で正式な役職を持たないことなどを理由に招請されなかった。関係者の中には、同氏を排除したままでは協議が国民の幅広い支持を得られず、将来的な政治改革の正統性が損なわれるとの懸念を示す声もある。

一方、マチャド氏は交渉への不参加に不満を示しつつも、協議が民主化に向けた前進につながるのであれば妨害する考えはないとしている。反体制派内部では、指導者を欠いた状態でも交渉を進めるべきだとの意見と、より包括的な枠組みを求める慎重論が併存しているが、分裂には至っていないとの見方が出ている。

米国は協議を強く後押ししており、安全保障面での支援に加え、自由選挙の実施や政治制度改革を働きかける方針を示している。また、改革の進展に応じて対ベネズエラ制裁の緩和も検討課題となる可能性がある。もっとも、主要な野党指導者を欠いたまま交渉がどこまで成果を上げられるかは不透明であり、国内政治の安定化に向けた試金石となりそうだ。

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