トランプ氏、ブラジル大統領選敗北のフラビオ氏に米国滞在容認の姿勢

フラビオ氏はブラジル国内でマネーロンダリングに関する2件の連邦捜査の対象となっている。
2026年9月9日/ブラジル、支持者の歓声に応える大統領候補のフラビオ・ボルソナロ上院議員(AP通信)

トランプ(Donald Trump)米大統領は10月31日、ブラジルの大統領選挙で敗北したフラビオ・ボルソナロ(Flávio Bolsonaro)上院議員について、本人が望む限り米国に滞在できるとの考えを示した。フロリダ州パームビーチにある自身の邸宅で記者団に語った。一方、本人と面会する予定はないと説明した。

トランプ氏はブラジルの選挙について「不名誉なものだった」と批判した。フラビオ氏は現職のルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領に敗れた後、ブラジルを離れて米国に入国した。選挙では多くの世論調査で優勢とされていたが、最終的に敗北した。国際監視団は今回の選挙について、自由で公正に実施されたと評価している。

フラビオ氏はブラジル国内でマネーロンダリングに関する2件の連邦捜査の対象となっている。敗北後、最高裁判所がパスポートの取り消しを命じ、警察は国外逃亡の恐れがあると判断していた。同氏は米国に人道的仮釈放の資格で入国したとされるが、この在留資格は通常1年間に限定される。

一方、ルビオ(Maro Rubio)米国務長官は10月31日、ブラジルのビエイラ(Mauro Vieira)外相と会談し、フランスで開かれるG7外相会合でも協議する予定と明らかにした。両国間の外交関係改善に向けた接触とみられる。

ルビオ氏は、フラビオ氏のブラジル出国に米政府は直接関与していないと説明した。ただし、ホワイトハウス関係者が渡米の手配を支援したとの報道も出ている。米政府関係者によると、トランプ氏には現時点でフラビオ氏の政治的活動を支援する計画はないという。

ブラジルでは、フラビオ氏の父であるボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領が、2022年の選挙敗北後にクーデターを企てた罪で収監されている。今回の一連の動きは、米国とブラジルの外交関係にも影響を及ぼす可能性がある。

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