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スペインとエクアドルが麻薬組織を摘発、44人逮捕、コカイン21トン押収

この組織はドバイを拠点とする投資家らの資金提供を受け、エクアドルの港湾都市グアヤキルからスペインへ向けて、商業用コンテナ船を利用してコカインを密輸していた。
2024年1月9日/エクアドル、港湾都市グアヤキルの通り(ロイター通信)

スペインとエクアドルの捜査当局は5日、欧州警察機関(ユーロポール)の支援を受けて進めてきた合同捜査の結果、南米から欧州にコカインを密輸していた犯罪組織を摘発し、両国で計44人を逮捕したと発表した。捜査では約21トンのコカインを押収したほか、現金100万ユーロや関連資産も差し押さえた。

当局によると、この組織はドバイを拠点とする投資家らの資金提供を受け、エクアドルの港湾都市グアヤキルからスペインへ向けて、商業用コンテナ船を利用してコカインを密輸していた。麻薬は主にバナナなどの貨物に巧妙に隠され、欧州市場に運ばれていたという。

捜査は数年にわたって続けられ、2025年3月にはエクアドルで約50カ所の家宅捜索が行われ、36人が逮捕された。その後、スペインでも複数の捜索が行われ、新たに8人を拘束したことで、組織の中核メンバーの摘発につながった。両国の捜査機関は国境を越えた情報共有と共同捜査が今回の成果につながったとしている。

エクアドルは世界有数のコカイン生産国であるコロンビアとペルーに挟まれた地理的条件から、近年欧州向け麻薬輸送の主要な中継地となっている。特にグアヤキル港は物流の拠点である一方、犯罪組織による密輸ルートとしても利用され、港湾関係者への買収や脅迫などを背景に、麻薬犯罪が深刻化している。

スペインは欧州へのコカイン流入の主要な玄関口の一つで、当局は南米の犯罪組織との連携を強化して密輸対策を進めてきた。今回の摘発は欧州への供給網に大きな打撃を与えたとみられるが、国際的な麻薬カルテルは複数の輸送経路を持つため、当局は今後も関係国との連携を強化し、資金の流れを含めた組織犯罪対策を継続する方針である。

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