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青空市場に車突っ込む、複数人死傷、警察が運転手を拘束 チリ

事故が起きたのはビーニャ・デル・マール北部で毎週木曜日と日曜日に開催されている市場。
2026年7月12日/チリ、ビーニャ・デル・マール、車両が群衆に突っ込んだ現場(AP通信)

チリ中部の港湾都市ビーニャ・デル・マールで12日、青空市場に乗用車が突っ込み、複数の死者と負傷者が出た。車を運転していたのは非番中の海軍兵士で、警察が身柄を拘束した。海軍は犠牲者に哀悼の意を表するとともに、原因究明に向けて捜査当局に全面的に協力する姿勢を示した。

事故が起きたのはビーニャ・デル・マール北部で毎週木曜日と日曜日に開催されている市場。1000を超える露店が並ぶ地域有数の青空市場で、休日には多くの買い物客や観光客でにぎわう。目撃者が撮影した防犯カメラ映像には、白い乗用車が高速で市場に突っ込み、露店を次々となぎ倒す様子が映っていた。その後、周囲にいた人々が運転手を車外に引きずり出し、警察へ引き渡すまでの混乱した状況も記録されている。

海軍の発表では、事故により複数人が死亡し、多数の負傷者が発生した。地元テレビ局は少なくとも6人が死亡したと伝えている。市内の病院には乳児2人を含む5人が搬送され、治療を受けた。このほか現場で手当てを受けた負傷者のうち2人は、その日のうちに退院した。病院は搬送された患者について、命に別条はないとしている。

警察によると、車は幹線道路を外れて市場に突っ込んだという。車は歩道に乗り上げ、そのまま市場に突入し、最終的にはバス停にぶつかって停止した。捜査当局はこのバス停が車を止めたことで被害の拡大を防いだと説明している。一方、目撃者の証言では、事故直前に別の車との接触があり、それが車両の暴走につながった可能性も指摘されている。事故の詳しい経緯については現在も調査が続いている。

警察は運転手の呼気検査を実施、アルコールは検出されなかった。地元テレビ局は関係者の話しとして、「運転手は事故当時の記憶がないと話し、警察が健康状態や車両の異常なども含め、原因を調べている」と報じた。

カスト(José Antonio Kast)大統領はX(旧ツイッター)への投稿で、犠牲者と遺族に哀悼の意を表した。その上で、政府機関が被害者支援と事故原因の究明、責任の所在の明確化に全力を挙げる考えを示した。

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