ローマ教皇レオ14世、南米3カ国歴訪へ、宣教師時代を過ごしたペルーに帰還
レオ14世は1985年、30歳でペルーに渡った。その後、米国やローマでの活動を経て2014年に同国へ戻り、2015年から2023年まで北部チクラヨ教区の司教を務めた。
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ローマ・カトリック教会の教皇レオ14世(Pope Leo XIV)は11月6~17日、ウルグアイ、アルゼンチン、ペルーの南米3カ国を歴訪する。米シカゴ出身の教皇にとって、長年宣教師や司教として活動し、自らの第二の故郷と位置付けるペルーへの訪問は特別な意味を持つ。2025年に教皇に選出されて以来、同国との深い結び付きが改めて注目されている。
レオ14世は1985年、30歳でペルーに渡った。その後、米国やローマでの活動を経て2014年に同国へ戻り、2015年から2023年まで北部チクラヨ教区の司教を務めた。現地では貧困層への支援や社会問題の解決に取り組み、幅広い人脈を築いた。
新型コロナの感染拡大で生活困窮者が増えた2020年には、食事を提供する活動の立ち上げを支援した。2023年にエルニーニョ現象に関連する洪水が北部を襲った際にも、被災者への救援物資の配布に参加した。労働争議の仲介や、ベネズエラからの移民支援にも取り組み、現地の教会関係者や住民から実務的な指導者として評価されている。
今回の歴訪は、10月13日に肺がんの手術を受けてから約3週間後に始まる。教皇は右肺の下葉を切除したが、バチカンによると、検査結果は良好で、訪問に支障はないという。11日間で10都市を巡り、約3万1000キロを移動して36回の演説を行う過密日程となるため、体力面への懸念も残る。
ペルーでは教皇の訪問に合わせ、ゆかりの教会や地域で歓迎の準備が進む。カトリック信者の割合が低下する中、貧困や移民問題に向き合ってきた教皇の姿勢が、教会への信頼回復につながるかも注目される。今回の訪問は教皇の健康状態だけでなく、南米社会との結び付きを示す機会となりそうだ。
