欧州で航空機や放送局に爆破予告相次ぐ、各国が警戒強化、戦闘機の緊急出動や避難も
欧州ではロシアによるハイブリッド攻撃への警戒が高まっている。
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欧州各国で6日、旅客機や空港、報道機関を標的とする爆破予告が相次いだ。週初めから続く一連の脅迫は航空分野以外にも広がり、アイルランド、英国、ブルガリアの放送局も対象となった。爆発物は見つかっておらず、負傷者も確認されていないが、各国当局は警戒を強めている。
欧州航空管制機関(ユーロコントロール)によると、5日には欧州の航空便14便が爆破予告を受けた。6日も複数の航空機が脅迫対象となり、ハンガリーではブリュッセル発ソフィア行きなど3便に対し、戦闘機が護衛に出動した。フランスでは4機が爆破予告を受け、パリの空港に着陸後、爆発物処理班による検査を受けた。
チェコのプラハ空港でも9便が対象となった。プラハ発ローマ行きのウィズエアー便は爆破予告を受けてイタリアのベネチアに目的地を変更し、着陸後に乗客が避難した。コペンハーゲン空港でも2日連続で警察が警戒態勢を敷いた。これまでの検査では、いずれの航空機からも不審物は見つかっていない。
脅迫は報道機関にも拡大した。アイルランドの公共放送RTÉはダブリン本部への爆破予告を受け、職員を避難させた。警察犬を伴う捜索の結果、安全が確認され、職員は数時間後に業務へ戻った。英国のスカイニュースとブルガリアの民間放送局NOVAも脅迫を受けたが、放送を継続した。
一連の脅迫について、実行者や国家との関係は特定されていない。欧州ではロシアによるハイブリッド攻撃への警戒が高まっている。
アイルランドのマーティン(Micheál Martin)首相は6日、こうした脅迫が社会に恐怖と不安を広げ、通常の社会活動を容易に妨害できると指摘した。
