ガイアナ当局が野党指導者を逮捕、警察幹部宅付近で発砲か、米国への引き渡し手続きに影響も
警察によると、警察幹部は13日、首都ジョージタウンの自宅前を通過する車両を目撃。その車は一度通り過ぎた後に戻り、自宅に接近した際、発砲したとみられる。幹部は身を隠した後、車両に向けて数発発砲した。
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南米ガイアナの野党指導者アズルディン・モハメド(Azruddin Mohamed)氏と男性2人が警察幹部の自宅付近で発生した発砲事件に関連して逮捕された。政府と警察が14日、明らかにした。この警察幹部はモハメド氏を米国へ引き渡す手続きで証言した人物であり、事件は進行中の司法手続きや野党と政府の対立に波紋を広げている。
警察によると、警察幹部は13日、首都ジョージタウンの自宅前を通過する車両を目撃。その車は一度通り過ぎた後に戻り、自宅に接近した際、発砲したとみられる。幹部は身を隠した後、車両に向けて数発発砲した。
車は現場から逃走したものの、警察が発見し、乗っていたモハメド氏ら3人を逮捕した。車内からは銃器と弾薬が見つかったという。
政府は声明で、3人が幹部の自宅を撮影していたと指摘し、車両から発砲があったと主張した。発見された銃器は無許可だったという。一方、モハメド氏の事務所は事件への関与を否定し、警察が銃器を車内に仕込んだと主張した。また、3人が警察官から暴行や脅迫を受けたとしている。
事件の背景には、モハメド氏と父親をめぐる米国への引き渡し手続きがある。米検察当局は親子が金輸出会社モハメドズ・エンタープライズを通じて詐欺や資金洗浄を共謀し、ガイアナ政府に損害を与えたと指摘している。親子は米フロリダ州で起訴されたが、不正行為を否定し、引き渡しに異議を申し立てていた。警察幹部はこの手続きで証言していた。
モハメド氏は政界進出を理由に政府から迫害されていると主張する。同氏は2026年1月に野党指導者に選出された。所属する政党は2025年の総選挙で65議席中16議席を獲得し、最大野党となった。
事件を受け、同党は警察の対応に抗議し、モハメド氏が拘束されていると明らかにした。捜査当局が発砲の経緯を調べている。警察証人の安全確保と捜査の公正性が問われる中、事件の真相解明は、ガイアナ国内の政治情勢だけでなく、米国への引き渡し手続きにも影響する可能性がある。
