フラビオ氏の米国移住にブラジルで風刺ミーム拡散、選挙敗北後の出国をSNSで嘲笑

45歳のボルソナロ氏は選挙後、ブラジルを離れる意思はないと説明していたが、その後、家族とともに米フロリダ州マイアミへ移住した。
ブラジルのフラビオ・ボルソナロ上院議員(Getty Images)

ブラジルで10月25日に行われた大統領選の決選投票で、現職のルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領に敗れた野党候補フラビオ・ボルソナロ(Flávio Bolsonaro)上院議員の米国移住をめぐり、インターネット上で風刺ミームが爆発的に拡散している。

選挙敗北後に国外へ逃亡した同氏の行動を皮肉る投稿が、人工知能(AI)による画像加工も交えて数十万件の「いいね」を集めている。

45歳のボルソナロ氏は選挙後、ブラジルを離れる意思はないと説明していたが、その後、家族とともに米フロリダ州マイアミへ移住した。10月28日に到着した同氏は、選挙に不正があったと根拠を示さず主張し、自らをブラジルの「真の大統領当選者」と呼ぶ声明を発表した。後に「ブラジルの指導者」と表現を修正したが、敗北を認めていない。

SNSでは、児童書のキャラクター「ウォーリーをさがせ」に同氏を登場させた画像や、逃亡者に見立てた映画ポスターのパロディーが拡散。「神、祖国、家族」という保守派の標語を「さらば、祖国と家族」と書き換えた投稿も話題となった。声明文でブラジルの国名を誤記したことも、風刺の材料になった。

同氏は汚職やマネーロンダリング(資金洗浄)、脱税の疑いで捜査対象となっている。父親のボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領も、2022年の選挙結果を覆そうとしたクーデター未遂事件で27年の禁錮刑を受けている。

専門家は政治的緊張が続いた選挙戦の後、ミームがルラ支持者にとって不満や緊張を解消する役割を果たしていると分析する。

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