エクアドル検察、野党指導者ゴンサレス氏を逮捕、2023大統領選の資金疑惑、政権との対立激化
検察は政治資金の拠出状況や資金の合法性に不整合があるとして、計7人を捜査対象とし、うち3人をマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いで逮捕した。
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南米エクアドルの検察当局は22日、2023年の大統領選挙における政治資金の不正疑惑をめぐり、左派の有力指導者ゴンザレス(Luisa Gonzalez)氏を逮捕した。同氏はコレア(Rafael Correa)元大統領の側近で、現職のノボア(Daniel Noboa)大統領と2023年、2025年の大統領選で争い、いずれも敗れている。
検察によると、捜査では2023年5~8月の選挙運動で使用された広告費の資金源を調べている。複数の法人を経由して約50万ドルが広告の契約・購入に充てられたものの、資金提供者の身元や出所が適切に開示されていなかった疑いがある。
検察は政治資金の拠出状況や資金の合法性に不整合があるとして、計7人を捜査対象とし、うち3人をマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いで逮捕した。
ゴンサレス氏はSNSへの投稿で、疑惑を「ばかげている」と否定し、自由と民主主義を守るため党員らに結束を呼びかけた。
野党・市民革命運動党も逮捕を政治的迫害と主張し、即時釈放を要求した。コレア元大統領も疑惑を否定し、法執行を装った弾圧だと主張している。党側は選挙資金は適切に報告され、選挙当局が過去に科した罰金も支払ったとしている。
逮捕はノボア政権とコレア派の対立が深まる中で起きた。ゴンサレス氏は11月29日の地方選挙への出馬を目指していたが、党の登録要件などをめぐり立候補できなかった。市民革命運動党も選挙への参加を制限されている。
政府は資金の流れを解明する捜査だとする一方、野党は司法機関を利用した政治的排除だと反発する。麻薬犯罪や治安悪化への対応を進めるノボア政権の強硬姿勢が、政治的自由や法の支配をめぐる議論に波紋を広げている。
