Getty Images/1986年ワールドカップ準々決勝「神の手」、ディエゴ・マラドーナ氏

史上最高のサッカー選手のひとり、元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏が亡くなった。60歳だった。

マラドーナ氏に近い人物によると、同氏は25日に心臓発作を起こし、亡くなったという。その人物は公の場で話すことを許可されていなかったため、匿名の条件でAP通信の取材に応じた。

マラドーナ氏はブエノスアイレスの病院で脳外科手術を受け、退院から2週間後に亡くなった。

アルゼンチンの大統領府は3日間の追悼を発表。アルフレド・フェルナンデス大統領はソーシャルメディアで故人に哀悼の意を表した。

マラドーナ氏はスポーツの歴史の中で最も有名な瞬間のひとつ、1986年ワールドカップの「神の手」でゴールを決め、チームを世界の頂点に導いた。

サッカーの王様、ペレ(エドソン・アランテス・ド・ナシメント氏)は、「親愛なる友人を失った」と声明を発表した。

以下、追悼メッセージ。

Getty Images/1986年ワールドカップ、ディエゴ・マラドーナ氏

アルフレド・フェルナンデス大統領

あなたは私たちを世界のトップに連れて行ってくれました。

あなたは私たちを信じられないほど幸せにしてくれました。あなたはすべての中で最高でした。

ペレ(エドソン・アランテス・ド・ナシメント氏)

神が彼の家族に力​​を与えてくださいますように。

いつか、空で一緒にサッカーをしたい。

リオネル・メッシ氏

すべてのアルゼンチン人とサッカーにとって非常に悲しい日。

ディエゴは永遠、彼は私たちの中で生き続ける。

私は彼との美しい思い出を忘れない。彼の家族や友人全員に哀悼の意を表します。

アルゼンチンサッカー協会

あなたはいつも私たちの心の中にいる。

ゲーリー・リネカー氏

私の世代の最高の選手であり、間違いなく史上最高の選手だった。

オズワルド・アルディレス氏

サッカー史上最高の選手。楽しい思い出がたくさんあります。説明できません。最高でした。私の親愛なる友人。

クリスティアーノ・ロナウド氏

決して埋められない空虚。安らかに眠りなさい、エース。あなたは決して忘れられないだろう。

Getty Images/ディエゴ・マラドーナ氏セリエA、ナポリのアイコンになった

マラドーナ氏は現役時代にコカインを使用していたと認めている。

コカインの影響で心臓に問題を抱え、2000年と2004年に入院。その後、薬物は克服したと主張し、「コカインは最もタフなライバルだった」と述べた。

2004年9月、ハバナのメンタルヘルスセンターで治療を受けたマラドーナ氏は、フィデル・カストロ大統領と会談している。

しかし、その後も2005年に胃のバイパス手術を受けるなど、多くの健康問題に悩まされた。

2007年には過度の飲酒と食事の影響で急性肝炎を発症、入院した。

アルゼンチンの伝説の自発性と堕落性は魅力の一部だった

マラドーナ氏はサッカーに平穏を見出し、ファンに愛され、ユニフォームを脱いでからも世界を驚かせた。

謹んでお悔やみ申し上げます。

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