コロンビア政府、IMFと資金調達協議へ、財政悪化で借り入れ拡大
コロンビアでは税収の減少に加え、ペトロ前政権下での歳出拡大や根強いインフレが財政を圧迫している。
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コロンビア政府が国際通貨基金(IMF)と資金調達を含む協議を進めていることが明らかになった。財政赤字の拡大と借り入れ需要の急増を受け、政府が財政危機への対応を急ぐ中、IMFからより有利な条件で資金を確保できるかが協議の焦点となっている。
右派のデラエスプリエジャ(Abelardo De La Espriella)大統領は8月の就任後、経済チームにIMFとの協議を指示したと明らかにした。財務省もIMFに調査団の派遣を要請したと認め、政府の財政計画や経済見通しについてIMFが検証する方針を示した。
IMF側も協議を確認し、財務省代表団が10月にワシントンDCを訪問する予定だとしている。
ただし、現時点で融資の正式合意はない。IMFはデラエスプリエジャ政権の改革計画を支持すると表明しているものの、具体的な融資額や条件を決める段階には入っていない。正式な融資交渉には、IMFによる調査団の派遣・調査と、政府とのさらなる協議が必要になる見通しだ。
コロンビアでは税収の減少に加え、ペトロ前政権下での歳出拡大や根強いインフレが財政を圧迫している。政府は今年の財政赤字が従来の予想を大幅に上回り、2027年にはさらに拡大すると見込んでいる。また、今年の借り入れを105億ドル超増やす方針で、2027年の借り入れ額は717億ドルに達する計画となっており、当初想定の2倍以上に膨らむ。
デラエスプリエジャ氏は歳出削減を含む大規模な緊縮策を掲げている。今後の焦点は、財政赤字と公的債務を抑制しながら経済活動への影響をどう抑えるかに加え、IMFとの協議が実際の資金調達につながるかどうかとなる。
今回の協議はコロンビアの財政運営が厳しい局面に入っていることを示す動きとなった。
