◎ラスカー山はアンデス山脈の活火山のひとつ。チリ北部アントファガスタ州に位置する。
2022年12月10日/チリ、アンデス山脈のラスカー山(Getty Images/AFP通信)

チリ当局は10日、北部のアンデス山系ラスカー山(標高5592m)が噴火したため、周辺地域に警告を発した。

当局によると、噴煙は高度6000mに達し、周辺の広い範囲で降灰が確認されたという。負傷者と家屋の被害は報告されていない。

ラスカー山はアンデス山脈の活火山のひとつ。チリ北部アントファガスタ州に位置する。

当局によると、噴火前に小規模な揺れが確認されたという。地元メディアは火口から15kmほど離れた町の住民の話を引用し、「灰が多少降ったが、揺れは感じなかった」と報じている。

当局は噴火警戒レベル(3段階)を最も低いグリーンからイエローに引き上げ、火口から5kmの範囲(全方位)を立ち入り禁止区域に指定した。

ラスカー山の火口から70kmほど北西に位置するサンペドロデアタカマのロスフラメンコス国立保護区のアタカマ砂漠は地球上で最も乾燥した場所として知られ、チリを代表する人気トレッキングスポットになっている。

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