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ブラジル大統領選、フラビオ・ボルソナロ氏の副大統領候補決まる

ボルソナロ陣営は犯罪対策や行政改革を重視する保守層への訴求に加え、左派が比較的強い北東部で支持拡大を図る狙いがあるとみられる。
2026年8月2日/ブラジル、首都ブラジリアで開催された党大会、大統領候補のフラビオ・ボルソナロ上院議員(ロイター通信)

ブラジルで10月に行われる大統領選挙を前に、右派・自由党(PL)のフラビオ・ボルソナロ(Flávio Bolsonaro)上院議員は5日、副大統領候補に保守系のアルフレド・ガスパル(Alfredo Gaspar)下院議員を起用すると発表した。

当初有力視されていた女性議員や中道勢力の政治家ではなく、自党所属の議員を選んだことは予想外と受け止められており、連立拡大に苦戦する陣営の事情を反映した人事とみられている。

ガスパル氏は55歳。検察官を経て北東部アラゴアス州の治安担当長官を務め、2023年から下院議員を務めている。議会では年金制度を巡る不正疑惑の調査委員会を主導するなど、汚職追及や治安対策を前面に打ち出してきた実績がある。

ボルソナロ陣営は犯罪対策や行政改革を重視する保守層への訴求に加え、左派が比較的強い北東部で支持拡大を図る狙いがあるとみられる。

一方で、副大統領候補の選定は難航していた。ボルソナロ氏は当初、他党の有力女性政治家を擁立し、中道との連携を強化する構想を描いていたが、中道が中立姿勢を維持したことで実現しなかった。

さらに、党内ではボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領と妻であるミシェル・ボルソナロ(Michelle Bolsonaro)氏との対立も表面化するなど、内部の結束にも課題を抱えていた。今回の人選は連立拡大よりも党内の結束を優先した苦渋の決断との見方も出ている。

今回の大統領選は現職のルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領とボルソナロ氏の一騎打ちとなる見通しだ。最新の世論調査ではルラ氏がリードを保っているものの、その差は縮小傾向にあり、接戦の様相を呈している。

副大統領候補の決定を機に、ボルソナロ陣営が保守票の結集と無党派層への浸透をどこまで進められるかが今後の選挙戦の焦点となりそうだ。

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