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イエメン・フーシ派がサウジタンカー2隻を攻撃、紅海の緊張高まる

フーシ派は声明で、今回の攻撃はサウジに対する軍事的圧力を強める目的で実施したと説明した。
イエメン、首都サヌア、フーシ派の戦闘員(Getty Images/AFP通信)

イエメンの親イラン武装組織フーシ派は5日、サウジアラビアの石油タンカー2隻に対してミサイル攻撃を行ったと発表した。攻撃対象は紅海沿岸のサウジ港湾都市ヤンブー沖を航行していたタンカーと、アデン湾を航行していた別のタンカーだという。サウジ政府は攻撃の事実や被害についてコメントしていない。

フーシ派は声明で、今回の攻撃はサウジに対する軍事的圧力を強める目的で実施したと説明した。フーシ派は近年、紅海やアデン湾を航行する商船への攻撃を繰り返しており、ミサイルや無人機を用いた攻撃能力を示してきた。特にタンカーへの攻撃は世界的なエネルギー供給や海上物流に影響を与える。

紅海はアジアと欧州を結ぶ要衝、スエズ運河につながる航路である。南側のバブ・エル・マンデブ海峡周辺での攻撃が続けば、船舶会社が安全確保のため航路変更を迫られ、輸送コストの上昇や物流の混乱につながる可能性が高い。実際、過去にもフーシ派による攻撃後、同地域を通過する船舶数の減少が確認された。

フーシ派はイスラエルやその同盟国への対抗措置として紅海での船舶攻撃を続けている。一方、サウジはイエメン内戦で長年フーシ派と対立してきた経緯があり、今回の攻撃は両者の緊張を高める要因となっている。

国際社会では、紅海の安全確保と航行の自由を維持するための対応が求められている。石油輸送の主要ルートである同地域の不安定化は、原油価格や世界経済にも影響を及ぼすだろう。各国がフーシ派の動向を注視している。

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