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ブラジル大統領選、ルラ氏とフラビオ氏の支持率拮抗=世論調査

調査会社ネクサスが3日に公表した世論調査では2人の支持率はほぼ並び、選挙戦が一段と接戦となる見通しが示された。
ブラジルのルラ大統領(右)とフラビオ・ボルソナロ上院議員(ロイター通信)

ブラジルで10月に予定されている大統領選挙を前に、最新の世論調査で現職のルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領と右派候補のフラビオ・ボルソナロ(Flávio Bolsonaro)上院議員の支持率の差が縮小していることが明らかになった。調査会社ネクサスが3日に公表した世論調査では2人の支持率はほぼ並び、選挙戦が一段と接戦となる見通しが示された。

調査では、第1回投票を想定した場合、ルラ氏が首位を維持しているものの、フラビオ氏が支持を伸ばし、その差は前回調査より縮小した。決選投票を想定した調査でも両者はほぼ横並びとなり、選挙結果は終盤の情勢次第で大きく左右される可能性がある。ブラジルでは過半数を獲得する候補がいない場合、上位2人による決選投票が行われる制度となっている。

フラビオ氏は2019年から2022年まで大統領を務めたボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領の長男で、保守層を中心に支持を集めている。父親は司法判断によって立候補資格を失い、今回は後継候補としてフラビオ氏が右派陣営を率いる。一方、ルラ氏は与党・労働者党(PT)を中心とする中道左派勢力を結集し、4期目を目指して選挙戦に臨んでいる。

今回の接戦の背景には、インフレや財政運営への有権者の不満に加え、治安対策や経済成長を重視する保守層の支持拡大があるとみられる。一方でルラ政権は社会保障政策や雇用改善を実績として訴え、低所得層や北東部を中心に根強い支持を維持している。選挙戦では経済政策に加え、治安や環境保護、対米・対中外交などが争点となる見通しだ。

ブラジルでは近年、政治的分断が一段と深まり、左右両陣営の対立が続いている。最新調査は有権者の支持が二大勢力へ集中する構図を改めて示す結果となった。投票日まで約2カ月を残す中、テレビ討論会や各候補の経済公約、連立工作の行方が支持率に影響を与える可能性が高く、ブラジルの今後を左右する選挙戦は終盤まで予断を許さない情勢となっている。

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