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ブラジル最高裁、エドゥアルド・ボルソナロ被告に有罪判決、司法妨害罪

検察によると、エドゥアルド被告は2025年に米国へ移住した後、トランプ政権や共和党関係者に接触し、父親が関与したクーデター未遂事件の裁判に圧力をかけるよう働きかけた。
ブラジルのエドゥアルド・ボルソナロ下院議員(ロイター通信)

ブラジルの最高裁判所は16日、ボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領の息子であるエドゥアルド・ボルソナロ(Eduardo Bolsonaro)元下院議員に対し、父親の刑事裁判をめぐって米政府に介入を働きかけたとして有罪判決を言い渡した。判決は全会一致で、禁錮4年2カ月の刑と8年間の公民権停止が科された。

検察によると、エドゥアルド被告は2025年に米国へ移住した後、トランプ政権や共和党関係者に接触し、父親が関与したクーデター未遂事件の裁判に圧力をかけるよう働きかけた。被告はブラジル最高裁判事らに対する制裁や対ブラジル関税措置の導入を後押しし、司法当局の判断に影響を与えようとしたと認定された。

ジモラエス(Alexandre de Moraes)判事は「議員としての立場を利用し、自国の司法制度に対する国外からの圧力を求めた行為は民主主義への重大な脅威である」と指摘した。またジモラエス氏は被告の活動が単なる政治的意見表明の範囲を超え、司法への不当な干渉を意図したものと判断した。

一方、エドゥアルド被告は無罪を主張している。弁護団は被告の目的について、父親の無罪獲得ではなく、ブラジル憲法を守るために司法の行き過ぎを国際社会へ訴えることだったと反論した。また、手続き上の通知が不十分だったとして判決を批判している。

今回の判決の背景には、ボルソナロ前大統領をめぐる一連の司法判断がある。前大統領は2022大統領選敗北後に政権維持を図るクーデター計画に関与したとして、2025年に禁錮27年3カ月の刑を言い渡された。現在は自宅軟禁下に置かれている。

エドゥアルド被告は現在も米国に滞在しており、帰国すれば収監される可能性が高い。判決はブラジル司法当局が国内政治への外国勢力の介入を容認しない姿勢を改めて示したものと受け止められている。一方で、ボルソナロ派は司法の政治化だと反発し、10月の大統領選を前に国内の政治的対立がさらに激化する可能性も指摘されている

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