◎負傷者した5人のケガの程度は明らかにされていないが、命に別条はないと伝えられている。
2023年3月27日/ブラジル、サンパウロ州、襲撃事件が発生した公立学校前(Andre Penner/AP通信)

ブラジルの警察当局は27日、最大都市サンパウロの公立学校で13歳の生徒が教師3人と生徒2人を負傷させたと発表した。

地元当局によると、事件は市中心部の公立学校内で発生。71歳の教師が刃物のようなもので刺されたという。負傷者した5人のケガの程度は明らかにされていないが、命に別条はないと伝えられている。

州警察の報道官は声明で、「13歳の生徒を拘束した」と発表した。

地元テレビ局によると、学校は閉鎖され、警察が捜査に当たっている。

フレイタス(Tarcisio de Freitas)州知事はSNSに声明を投稿。「負傷者とその家族に必要な支援を提供する」と書き込んだ。

AP通信によると、事件を起こした生徒は先週、別の生徒を侮辱し、負傷した女性教師が仲裁に入ったという。

容疑者と同じクラスメイトの少年はAP通信の取材に対し、「彼は嫌いな生徒をネズミと呼び、喧嘩を始めた」と語った。

この少年によると、容疑者は教師が介入したことに不満を表明し、「やってやる」と別のクラスメートに話していたという。

地元テレビ局は目撃者の話を引用し、「容疑者は頭蓋骨のイラストが描かれたフェイスマスクを着用して教室に入り、先生を刺し、頭や背中を殴った」と報じている。

州警察は記者会見の中で、「この生徒はインターネットで銃器を入手する方法を検索していた」と述べた。容疑者は最近、この学校に転入してきたという。

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